出発の一定日数前までに申し込みすることで通常運賃より安く乗車できる「早割」サービス。コストを抑えて乗車できるため多くの方がレジャーや帰省の際に利用しています。
では、もし事情があって乗車を取りやめなければいけない場合、一体どれくらいのキャンセル料(払戻手数料)が発生するのでしょうか?いつキャンセルするかによっても手数料に差が出るのでしょうか?
そんな素朴な疑問にお答えするために、新幹線の早割のキャンセル料について調べてみました!
Contents
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正規運賃のキャンセル料
まずは早割でない正規の新幹線のキャンセル料からご説明していきます。
出発2日前までのキャンセル
正規運賃の場合、乗車の2日前までにキャンセルすると
乗車券分220円+特急料金分330円=計550円
の払戻手数料が発生します。
例)東京-京都間(のぞみ)を2日前までにキャンセルする場合
払戻手数料:550円
出発前日~当日の出発時刻までのキャンセル
出発の前日から当日の出発時刻までにキャンセルすると
乗車券分220円+特急料金の30%
の手数料が発生します。
例)東京-京都間(のぞみ)を前日~出発時刻までにキャンセルする場合
乗車券8,210円+特急料金5,700円
(乗車券分)220円+(特急料金の30%)1,710円=1930円
払戻手数料は計1930円となります。
「eきっぷ」「e早特」「チケットレス特急券」などの場合
ここからは各種早得きっぷのキャンセル料を記載していきます。
J-WESTカード会員専用の早割サービス「eきっぷ」「e早特」「e早特1」「チケットレス特急券」「WEB早特1」のキャンセル料金から見ていくことにしましょう。
きっぷ受け取り前
キャンセル日に関係なく、払い戻し手数料は以下のように定められています。
乗車券:220円
特急券・指定席券:330円
計550円
きっぷ受け取り後
乗車券(有効期間内):220円
特急券・指定席券:
出発2日前まで:330円
出発前日~出発まで:発売額の30%(最低330円)
出発後:払い戻しせず
きっぷを受け取っていない場合の払い戻し手数料は550円で済みますが、
事前に受け取っていると前日・当日のキャンセルで特急料金の30%を支払わないといけません。申し込みだけ済ませてきっぷは当日に受け取る方が良さそうですね。
「スーパー早特きっぷ」の場合
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山陽・九州新幹線の指定席を利用できる割引きっぷ(片道)です。こちらの払戻手数料はどうなっているでしょうか。
- 出発2日前まで:550円
- 出発前日~出発まで:片道乗車券220円+特急券発売額の30%(最低330円)
列車出発後は特急料金の払い戻しはなく、片道乗車券220円(有効期間内のみ)のキャンセル料が発生します。
スーパー早特きっぷも2日前までのキャンセルなら払戻手数料は550円。前日になってしまうと乗車券分220円と特急料金の30%を支払うことになります。
「えきねっとトクだ値」のキャンセル料
最後にJR東日本やJR北海道の新幹線料金が割引になる「えきねっとトクだ値」のキャンセル料を見ていきます。
きっぷ受け取り前
当日までにキャンセルした場合:310円(乗車券分+特急料金分)
乗車券分+特急券分で550円必要になるところが多い中、キャンセル日に関係なく払戻手数料が原則310円で済むのは良心的ですね。
きっぷ受取り後
原則として発売価格の割引率分の払戻手数料がかかります。25%割引できっぷを購入したなら、キャンセル時の払戻手数料も25%です。
キャンセルは出発の2日前までに
新幹線(正規料金)のキャンセル料は原則的に以下のようになっています。
【新幹線の払いもどし手数料の原則】
・自由席 220円(乗車券分)+220円(特急券分)=440円
・指定席(出発日の2日前まで) 220円(乗車券分)+330円(特急券分)=550円
・指定席(出発前日、当日) 220円(乗車券分)+特急料金の30%
出典:http://tabiris.com/archives/jr-cancel/
早得きっぷの払戻手数料も列車出発の2日前までなら
乗車券分220円+特急券分330円分=550円、またはそれ未満に抑えられます。
ところが、キャンセル日が列車出発の前日や当日になってしまうと
乗車券分220円+特急券購入額の30%
もしくはきっぷ購入時の割引率分の手数料を求められます。
通常のきっぷにしても早割きっぷにしても
「キャンセルするなら2日まで!」と覚えておきましょう。
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