風邪に卵酒!その効果とは?

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昔から風邪を引いた時は「卵酒」を飲むといいのよ、と古くから親しまれてきた「卵酒」。
古くから代々伝え聞くことは「なるほど」と思えることが多いですよね。
「卵酒」は、江戸時代の代表的な料理書「料理物語第15章」に登場しており、そのころから受け継がれている飲み物です。

なぜ風邪を引いたら「卵酒」なのか、実際の効果について調べてみました。

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風邪に効果があるって本当?

風邪を治すには「免疫力」が関係し、高めることが大切になります。
免疫力は体温が1℃あがると5~6倍アップすると言われています。
体を温めることは風邪を撃退するためには有効な手段のため、体の内側と外側の両方からしっかりと温めることが大事になります。
体の内側を温める手段として、飲み物が有効であるため、「卵酒」が飲まれています。

「卵酒」には飲めばすぐ治る薬のような効果はありませんが、風邪の引き始めの時に飲むと症状を緩和して回復力を促進することが出来ます。

実は科学的根拠があるのです。

卵白の中にはリゾチームという酵素が含まれているのですが、この酵素には細菌の細胞壁を分解し撃退する効果があります。
その結果、鼻水や痰などで細菌を外に排出するので、鼻詰まりがなくなり呼吸が楽になります。
市販の風邪薬の成分、「塩化リゾチーム」はこのことから開発されたのだそうです。

「卵酒」のもう1つのベースになっている日本酒には、主な成分として糖分、アミノ酸、アルコールが含まれているので、栄養補給と血液の循環を良くする効果があります。
日本酒を飲むことで体が温まり、熟睡もできるのだそうです。

卵に含まれるリゾチームと良質タンパク質、そして日本酒の特質が一体となることで、風邪の引き始めの症状を和らげることができるのですね。

効果があるのは本当です!

風邪なのにお酒飲んでも良いの?

「卵酒」を作るとき、日本酒を加熱します。その時にアルコールはほとんど飛んでしまうので、特にお酒を意識しなくても大丈夫なようです。
よって、「未成年にはお酒はダメでしょ!」と思う方もいらっしゃると思いますが、アルコールは熱で飛んでしまうし、大量に飲むわけではないので、あくまで民間療法と割り切ってみるとよいかもしれません。気になる方は、就寝前だけにしてみるのはいかがでしょうか。

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風邪薬と併用しても大丈夫?

風邪に対して効果があるとわかった「卵酒」ですが、風邪薬と併用してもよいのでしょうか?
「卵酒」は風邪に良い効果があるのですが、風邪薬はアルコールと同時接種すると本来の効果を発揮できなくなるのだそうです。

薬の副作用が強く出てしまうこともあるようです。

「卵酒」のアルコールは適量ですし、加熱の際にアルコールは飛んでしまうと言われていますが、危険な症状を回避するためにも絶対に併用しないようにしましょう。

あくまで風邪のひきはじめの症状を和らげるための民間療法の1つなので、症状が重い場合、風邪薬が必要な場合には必ず医師に相談してください。

歴史ある「卵酒」の効果

いかがでしたか?
「卵酒」の効果、注意点についてお伝えしました。

体を温めて免疫力を高めてくれる「卵酒」。風邪の引き始めの時に飲むと症状を緩和して回復力を促進してくれる効果があることがわかりました。
風邪薬と同時接種すると本来の効果を発揮できなくなり、薬の副作用が強く出てしまうこともあるので、危険な症状を回避するためにも絶対に併用しない注意点が
あることがわかりました。
これらのことを踏まえた上で、「卵酒」を飲んで、体を内側と外側の両方からしっかりと温めて、ゆっくり睡眠をとるようにしてください。

※「卵酒のレシピ紹介!子供用にもオススメですよ!」では、簡単なレシピを紹介しています。こちらも是非ご覧ください。

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