電気ストーブの電気代って?いろいろ比較してみた

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こたつやファンヒーター、エアコン等の電気代を考えてみたことはありますか?暖房器具はそれぞれ消費電力に差があるため、長く使えば使うほど電気代に大きな違いが生まれます。無闇に使い続けていると大変なことに…!

電気ストーブは火を使わず電気の力で熱を発生させる暖房器具です。ハロゲンヒーターやカーボンヒーター、パネルヒーターなどの赤外線暖房も電気ストーブに分類されます。これらの電熱器具を使われているご家庭はたくさんあると思いますが、意外と電気代がかかることをご存知ない方が多いようです。

電気ストーブ各種の気になる電気代を他の暖房器具と比較していきます。賢い使い方もレクチャーしていきますので冬に向けてご確認ください。

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電気ストーブの電気代

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赤外線によって体を暖める電気ストーブには、ハロゲンヒーター・カーボンヒーター・パネルヒーターなどの種類があります。これらは輻射式暖房と言われ、即暖性に優れてはいるものの、お部屋全体を暖めることには向いていません。電気代が安そうなイメージのある電気ストーブですが、実際はどうなのでしょうか?

電気ストーブ(消費電力:990Wh)

1時間の電気代:25.6円

1ヵ月の電気代:6144円

ハロゲンヒーター(消費電力:弱400Wh/強1200Wh)

1時間の電気代:10.2円~30.8円

1ヵ月の電気代:2448円~7392円

カーボンヒーター(消費電力:弱450Wh/強900Wh)

1時間の電気代:11.6円~23.3円

1ヵ月の電気代:2784円~5592円

パネルヒーター(消費電力:弱600Wh/強1000Wh)

1時間の電気代:15.5円~29.9円

1ヵ月の電気代:3720円~7176円

これらの暖房器具は基本的に一人で使うもので、大勢での利用には適していません。にもかかわらず月5000円をオーバーする電気代というのはちょっともったいなく感じないでしょうか。一人暮らしの方ならともかく、家族で複数の電気ストーブを利用されているようでしたら、暖房器具の見直しが必要です。

どれがお得?暖房器具の電気代を比較

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電気ストーブを除いた各暖房器具の1時間あたりの電気代と1ヵ月分(1日8時間×30日)の電気代を比較していきます。

エアコン(消費電力:135Wh~1485Wh)

1時間の電気代:3.4円~38.4円

1ヵ月の電気代:816円~9216円

セラミックファンヒーター(消費電力:弱530Wh/強1170Wh)

1時間の電気代:13.7円~30.3円

1ヵ月の電気代:3288円~7272円

オイルヒーター(消費電力:500Wh/1200Wh)

1時間の電気代:12.8円~30.8円

1ヵ月の電気代:3072円、7392円

こたつ(消費電力:弱80Wh/強200Wh)

1時間の電気代:2円~5.1円

1ヵ月の電気代:480円~1224円

ホットカーペット(消費電力:弱225Wh/強311Wh)

1時間の電気代:5.8円~8円

1ヵ月の電気代:1392円~1920円

電気ストーブ類は全体的にランニングコストが高めなのがわかるかと思います。赤外線が当たっている部分以外はあまり暖まらない暖房器具ですが、使い方次第ではエアコンよりも高くついてしまうのが問題です。

こたつは意外にも消費電力が少なく、家計に優しいスマートな暖房器具と言えます。次点のホットカーペットも複数人で使え、電気代も安いので積極的に利用していきたいですね。

エアコンは温度調節や風量によって消費電力が大きく変動します。部屋全体を暖められ、設定次第では安く暖を取れるので家族が多い方はエアコンを優先的に使うといいでしょう。

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電気ストーブの賢い使い方

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電気ストーブは素早く熱を発するものの、広い部屋を暖めたり大勢で利用したりするのには向きません。節電のために小さいワット数にしても十分な暖かさを感じられないため、以下のように使う状況を限定することで快適さを得ながら節約に繋げましょう。

  1. 自室などの広くはない部屋で自分ひとりで使う。
  2. エアコン等で一度部屋全体を暖めてから特定のスポットを暖める。
  3. 急いで寒さを緩和したい時に使う。

ムダを省くためにはこのような使い方が基本となります。あくまで電気ヒーターはサブの暖房器具なので、即暖性を利用して短時間だけ使う、エアコンなどメイン暖房器具と組み合わせて使うなどの工夫をしましょう。

部屋と体の両方を暖めよう!

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燃料に頼らず密閉した室内でも使える電気ストーブは今も昔も人気があります。しかし、局所的に熱を発する輻射式暖房器なので部屋全体を暖めるのにはあまり向いていません。電気代も比較的高いので、電気ストーブをメインの暖房器具として使うことは控えた方がいいかと思います。

快適な暖房を実現するには、部屋全体を暖める暖房器具体を暖める暖房器具を組み合わせるのがべターです(例:エアコン+電気ストーブ、ファンヒーター+こたつなど)。空間と体を両方暖めることで寒さ知らずの冬を過ごせますよ。

毎年発生しているストーブ火災の70%以上が電気スト―ブによるものなので、くれぐれも外出時や就寝時に使わないよう注意してくださいね。

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