日本シリーズの日程の決め方!ズバリこの差が明暗を分ける!
プロ野球チームの頂点を決める日本シリーズはセ・パ両リーグのファンが注目し、毎年大きな盛り上がりを見せます。
2015年はセ・リーグ代表のヤクルトとパ・リーグを制したソフトバンクが日本一の栄冠を懸けて激突。攻守隙のないソフトバンクが選手層の厚さを見せつける形でヤクルトを圧倒し、2年連続優勝を果たしました。
ところで、皆さんは日本シリーズの日程の決め方をご存知でしょうか?日本シリーズは西暦の偶数年、奇数年でそれぞれスケジュールが異なるのです。
今回は日本シリーズの日程の決め方、2016年日本シリーズの日程、過去の成績などについてお教えします。現地に応援に行きたい方や野球好きの方は必見です!
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Contents
日程や開催地の決め方
ホーム&アウェー方式で行われ、先に4勝した方が優勝となる日本シリーズ。その日程は西暦の偶数年と奇数年で分けられます。
偶数年の場合
西暦の偶数年は1戦目と2戦目をセ・リーグチームの本拠地で、3~5戦目はパ・リーグチームの球場に移動して行います。この時点で決着がつかない時は6戦目・7戦目を再びセ・リーグの本拠地に戻って戦うことになります。
1~7戦目は15回までに勝敗が決まらない場合引き分けとし、8戦目以降は決着がつくまで試合を続けます(最大14戦まで想定)。
奇数年の場合
奇数年は初戦をパ・リーグ主催ゲームで行います。1戦目・2戦目・6戦目・7戦目をパ・リーグチームの球場で開催し、3~5戦目をセ・リーグチームの専用球場で行います。
このように初戦を主催するリーグを毎年替えるという決まりになっているため、偶数年と奇数年でスケジュールが変わってくるのです。日本シリーズは例年10~11月に開催され、期間中は移動日を除き、毎日試合が行われます。
2016年日本シリーズの日程
今年は西暦2016年で偶数年ですので、1・2・6・7戦目をセ・リーグチームの本拠地で行い、3~5戦目はパ・リーグチームの本拠地となります。移動日を含めた日程は以下の通りです。
- 10月22日(土):1戦目 セ・リーグ出場チーム本拠地
- 10月23日(日):2戦目 セ・リーグ出場チーム本拠地
- 10月24日(月):移動日につき試合は行われません。
- 10月25日(火):3戦目 パ・リーグ出場チーム本拠地
- 10月26日(水):4戦目 パ・リーグ出場チーム本拠地
- 10月27日(木):5戦目 パ・リーグ出場チーム本拠地
- 10月28日(金):移動日につき試合は行われません。
- 10月29日(土):6戦目 セ・リーグ出場チーム本拠地
- 10月30日(日):7戦目 セ・リーグ出場チーム本拠地
各球団の本拠地について
セ・リーグ球団の本拠地
読売ジャイアンツ
東京ドーム 東京都文京区後楽1-3-61
東京ヤクルトスワローズ
明治神宮野球場 東京都新宿区霞ヶ丘町3-1
横浜DeNAベイスターズ
横浜スタジアム 神奈川県横浜市中区横浜公園
中日ドラゴンズ
ナゴヤドーム 愛知県名古屋市東区大幸南1-1-1
阪神タイガース
阪神甲子園球場 兵庫県西宮市甲子園町1-82
広島東洋カープ
MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島 広島県広島市南区南蟹屋2-3-1
パ・リーグ球団の本拠地
北海道日本ハムファイターズ
札幌ドーム 北海道札幌市豊平区羊ヶ丘1
東北楽天ゴールデンイーグルス
楽天koboスタジアム宮城 宮城県仙台市宮城野区宮城野2-11-6
埼玉西武ライオンズ
西武プリンスドーム 埼玉県所沢市上山口2135
千葉ロッテマリーンズ
QVCマリンフィールド 千葉県千葉市美浜区美浜1
オリックス・バファローズ
京セラドーム大阪 大阪府大阪市西区千代崎3丁目中2-1
福岡ソフトバンクホークス
福岡ヤフオクドーム 福岡市中央区地行浜2-2-2
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過去の日本シリーズの成績
セ・リーグの成績
- 巨人:出場回数34回、優勝回数22回
- 中日:出場回数10回、優勝回数2回
- ヤクルト:出場回数7回、優勝回数5回
- 広島:出場回数6回、優勝回数3回
- 阪神:出場回数6回、優勝回数1回
- DeNA(大洋・横浜):出場回数2回、優勝回数2回
パ・リーグの成績
- 西武(西鉄):出場回数21回、優勝回数13回
- ソフトバンク(南海・ダイエー):出場回数16回、優勝回数7回
- オリックス(阪急):出場回数12回、優勝回数4回
- ロッテ(毎日・大毎):出場回数6回、優勝回数4回
- 日本ハム(東映):出場回数6回、優勝回数2回
- 楽天:出場回数1回、優勝回数1回
セ・リーグでは巨人の成績が群を抜いており、出場回数・優勝回数ともに他球団を圧倒しています。一方、パリーグはトップの西武をソフトバンクとオリックスが追随する形です。
両リーグの共通点は、どのチームにも日本一の経験があることと、出場回数最下位のチームが少ないチャンスを確実に結果に繋げていることです。通算成績ではセ・リーグの日本一が35回、パ・リーグが31回とセ・リーグが若干リードしています。
試合日程と開催地が明暗を分ける
セ・リーグとパ・リーグを制したチームが雌雄を決する日本シリーズ。例年10月~11月に開催されるこの頂上決戦は偶数年と奇数年で日程が変わります。
先にホームで戦えるのは大きなアドバンテージです。日本シリーズのような短期決戦では初戦に勝利して勢いに乗り、試合経験が少ない別リーグのチームにいかに早く適応出来るかが明暗を分けます。
初戦の主催側は慣れている本拠地でファンの声援を受けながら戦えるため試合を有利に展開しやすくなります。2戦目に勝利すれば気持ちよく相手の専用球場へと移動できるので、アウェー戦でも充分に実力を発揮出来ることでしょう。
もちろん、慣れない別リーグのチームへの対応力や監督の手腕も求められますが、イニシアチブを取りやすくなるという意味で偶数年か奇数年かというのは予想以上の重要性を秘めているのです。
ペナントレースも中盤を過ぎ、両リーグの上位チームが確定しつつあります。2016年はどのチームが日本シリーズへ歩を進めるのか、そしてどのチームが日本一の栄光を手にするのか、今年もプロ野球から目が離せませんね!
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