恵方巻きの方角って誰が決めるの?徹底解明!

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節分の時期になると全国のコンビニやスーパーで売り出される恵方巻き。七福神にあやかり、7種類の具を入れていただくのが基本ですが、近年ではコンビニの販売戦略等もあって具材が多様化しています。遂には「恵方スイーツ」なるものも登場。節分は女性にとって嬉しいイベントになりつつあるんじゃないでしょうか?

恵方巻きは福を呼ぶとされる「恵方」を向きながら黙々と食べるのが縁起が良いとされていますが、その方角はなぜか毎年変わります。恵方は一体誰が決めているんでしょうか?すごく気になりますよね。

今回は恵方がどのように決められているのか、その謎を解明していきます!

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恵方って何?

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恵方とは陰陽道でいう福の神・歳徳神(としとくじん)が在する方位のことです。美しい姫神である歳徳神は幸運や金運を司り、その方角に向かって行う事柄は万事が吉とされます。この歳徳神のおられる場所が毎年変わるので、恵方も毎年変わるんですね。

現在では節分の日以外はあまり意識しない方角となりましたが、かつては初詣の参拝や初めてのことを行う際は恵方に足を運んだそうです。

節分の日付について

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節分とは本来「季節の分かれ目」を意味する言葉で、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを指しました。時が流れ、年に4度あったはずの節分は2月のみに。現在では節分は「立春の前日」を表す言葉となりました。

ここ30年ほどの節分の日付は2月3日となっていますが、これは固定されているのではありません。「立春=太陽黄経が315°となる日」なので、地球と太陽の位置関係により若干の変動があるのです。年によって節分の日にちは変わり、2025年以降は閏年の翌年に「2月2日」となる予定です。

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2017年~2030年までの節分の日にちは以下の通りです。

西暦 節分の日
2017 2月3日
2018 2月3日
2019 2月3日
2020 2月3日
2021 2月3日
2022 2月3日
2023 2月3日
2024 2月3日
2025 2月2日
2026 2月3日
2027 2月3日
2028 2月3日
2029 2月2日
2030 2月3日

恵方はどうやって決まる?

恵方は、十干(じっかん)という中国から伝わった暦にもとに決められています。十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)と併せて干支を表す際にも使われます。

十干とは以下の10種です。

「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」

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十干と恵方の組み合わせでその年の恵方が決められます。恵方とされる方角は東北東・西南西・南南東・北北西の4種類で、5年周期で一巡します(5年周期のうち南南東が2回ある)。これを繰り返して毎年の恵方を決めているんですね。

最後に2017年~2030年の十干と恵方を確認しておきましょう。

西暦 十干 恵方
2017 北北西
2018 南南東
2019 東北東
2020 西南西
2021 南南東
2022 北北西
2023 南南東
2024 東北東
2025 西南西
2026 南南東
2027 北北西
2028 南南東
2029 東北東
2030 西南西

2017年の恵方は北北西微北

節分の日付の決め方や恵方の決め方についてお伝えしてきました。2017年の節分は2月3日、恵方は北北西微北です。ご利益を受けるために恵方を向き、心の中で願い事を唱えながら黙々とかぶりつきましょう!

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