「紫外線」と聞くと夏の晴れた日を思い浮かべますよね?確かに夏場は降り注ぐ紫外線の量が最大になるのですが、夏以外の季節でも、晴れていなくても私たちは紫外線を浴び続けているんです。
紫外線を浴び続けると日焼けしたり、シミが出来たり、肌の老化が早まったりと大変なことになります。肌質の悪化は女性にとっては深刻な問題ですね。
そんな厄介な紫外線の対策グッズとして挙げられるのが「帽子」です。今回はこの帽子に注目し、本当に紫外線から肌を守ってくれるのか、被るとしたらどんな帽子がいいのかお伝えしていこうと思います。
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帽子で紫外線は防げる?
受ける紫外線の量は帽子の有無でかなり変わってきます。
何も被っていない状態で外出するのは、常に紫外線のシャワーを浴びているようなものです。遮るものがないので顔や頭は紫外線をたっぷりと浴びてしまいます。
帽子を被ることで紫外線をある程度カットできるようになるんです。キャップを着用した場合、つばの長さが3cmのものだと30%、10cmのつばでは70%紫外線を遮れます。帽子を被るだけでこれだけの差が出るんですね!
四方につばがあるハットでは、7cmのつばで75%、10㎝のつばではなんと90%のカット率となり、顔や頭に浴びる紫外線をほとんど遮蔽できていることになります。
帽子では照り返しによる紫外線までは防げませんが、被るだけでここまで違うなら被る価値は十分ありますね。
帽子の選び方【色】
ここからはより紫外線透過率(紫外線をどれだけ通すか)が低い帽子の選び方をご説明していきます。
理想的な帽子の色は「黒」
基本的に帽子の色が濃いほど紫外線の透過率が低くなります。黒やネイビーなどのダークカラーは紫外線を吸収してくれるので、顔に当たる紫外線の量が最少限で済みます。つばの裏側も黒系の色にすれば、地面からの紫外線の照り返しも防いでくれるので理想的です。
白などの淡色は紫外線を反射する特徴がありますが、他の色に比べると紫外線を多く通してしまいます。黒の紫外線透過率は約10%、それに対し白は約65%というデータもあり、黒の帽子はほとんど紫外線を通さないことがわかります。
UVカット加工の帽子を選ぼう!
ここまで帽子の色について触れてきましたが、UVカット加工がしてある帽子なら色はそこまで気にする必要はありません。紫外線透過率も黒と白で0.5%ほどしか差がないので、好きな色の帽子を被れますよ。
UVカット素材の商品を買う際にチェックしてもらいたいのが「UPF」という項目。これは紫外線をどれだけカットできるかを表す数値で、「50+~40」、「35~25」、「20~15」の3段階に分かれています。UPF40~50+は95%以上の紫外線を遮断してくれます。
帽子の選び方【つばの広さ】
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色以外で重要度が高いのは「つばの広さ」です。つばの範囲が広いほど顔に当たる紫外線の量が少なくなり、肌のガードに役立ちます。
サンバイザー
ゴルフやテニスの選手がよく被っているサンバイザー。風通しが良く遮光効果はありますが、頭をカバーできる面積が狭いので紫外線対策としては心許ないです。
キャップ
使い勝手のいいキャップですが、つばが付いているのは前側だけです。サンバイザーよりは紫外線透過率が低いですが、顔の側面や後頭部は守れないので、対策として十分とは言えません。
ハットタイプの帽子がベスト!
紫外線対策の帽子は、つばが全面に広がっているハットタイプのものを選びましょう。先述の通り、つばが7cmのハットでは紫外線カット率75%、10cmのつばなら90%も顔や頭部に当たる紫外線を減らせます。ファッション性を考えつつ、なるべくつばの広いハットを選びたいですね。
とことんこだわりたい方へ
紫外線対策として帽子を被るなら、UVカット加工をされた黒いハットが理想です。でも、肌を大切にしたい方は以下の2点にもこだわりましょう!
- 生地が厚いもの
- 縫い目が細かいもの
生地が厚く、縫い目の細かい帽子を選ぶことで肌に当たる紫外線の量を限界まで減らせます。これで顔・頭の紫外線対策はバッチリです!
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