年が明け、数日経つとアッと言う間に七草粥セットがスーパーに出回りますね。皆さん毎年作って食べていますか?筆者も自己流ですが、暴飲暴食で疲れた胃腸を労わるために作って食べています。
さて、そんな七草粥はどんなルーツがあるのか・・・。なんて思いませんか?
という事で、今回は由来について調べてみました。歌も出てきますよ!
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七草粥の由来
七草粥の風習と言うのは、実は中国より伝わってきたみたいですよ。しかも、平安中期頃からです。
中国の唐時代に七種菜羹(ななしゅさいのかん)と言う、七種類の若葉を入れた汁物を邪気を退け、無病息災を願って食べられるようになったのです。これが現在の日本の七草粥のルーツとなっていると言われています。
中国では、温かくトロっとした汁物だったそうですが、日本に伝わると日本風にアレンジされ、室町時代以降はお粥へと変化していったそうです。その後、江戸時代に入ると将軍家から庶民まで幅広く普及していったと言われています。
七草粥を食べる意味
これから始まる一年が、皆、健康に過ごせるように無病息災がこめられています。
また、初春の若菜を食べるという「若葉摘み」、冬にどうしても不足しがちな栄養素を摂るという意味なども込められています。
七草に込められた意味
- セリ・・・何事にも競り勝つ
- ハコベラ・・・いつの世にも繁栄がはびこる
- ゴギョウ・・・仏体
- ホトケノザ・・・仏の安座
- ナズナ・・・撫でて汚れを除く
- スズシロ・・・汚れのない清白
- スズナ・・・神を呼ぶ鈴
七草には、一つ一つにこのような意味も込められているのですね。
七草粥の歌 その一
実は、七草粥の歌があるのをご存知ですか?
もしかしたら耳にしたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね!筆者は調べていて、初めて知りました(笑)
♪七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン♪
地方によって、歌詞にも若干の違いがあるようですよ。
この歌は、「唐土(中国)から飛んでくる渡り鳥が、疫病(インフルエンザ)を運んでくる事を阻止する呪文」みたいなものなのです。医療も何も発達していない大昔から、鳥が疫病を運んでくることを知ってること自体が凄い!と思ってしまいました。昔の人の知恵って凄いですよね。
七草粥の歌 その二
もう一つあるんですよ!
五・七・五・七・七で、リズムをとりながら覚える歌もあるんです。
♪セリ、ナズナ
ゴギョウ、ハコベラ
ホトケノザ
スズナ、スズシロ
これぞ七草♪
こんな感じです。もしかしらこちらの方がスッと頭に入りやすいかもしれませんね。
小学生とかは、国語の時間に出てくるかもしれないので、ママさんやパパさんは雑学として、教えてあげても良いかもしれませんね!
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七草粥を歌で覚えちゃおう♪
いかがでしたか?
歌があると、すーっと頭に入っちゃいますよね。入ると言うか、頭の中でグルグルしますね。由来や意味についても色々と参考になれば嬉しいです。
また、七草粥はいつ食べればよいか?なども載っている記事もありますので、合わせてご覧下さい。
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