夏バテの症状解説!吐き気・めまいなどをチェック!

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日本の夏は高温多湿。知らず知らずの間に私たちの体は大きなダメージを受けています。「体がだるくて食欲がない」「頭痛や吐き気がする」そんな不調を感じたら夏バテかもしれません。

「夏バテ」というワードは毎年耳にしますが、一体どんな症状があるのかご存知ですか?夏を健康的に過ごせるように夏バテの原因や症状、対策法をお教えします!

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夏バテの原因

夏バテの原因は様々ですが、脱水症状・自律神経の失調・胃腸の働きの悪化に集約されます。

脱水症状

夏場は気温が高くなり、体内に熱が溜まります。そのままでは不調をきたすので体は熱を逃がすためにたくさんの汗をかいて対処しようとします。夏の1日の発汗量は2~3リットルとも言われ、体内の水分が多く失われることで脱水症状を起こしやすくなるのです。発汗で失った水分量を補給できていないと夏バテに繋がります。

自律神経の失調

人体は夏の暑さに対応するために発汗や血管の拡張で熱を放出しようとします。この体温調節機能は自律神経が司っているのですが、急激な温度変化が起きると順応しきれず負担がかかってしまうのです。暑い屋外と涼しい部屋、温度差の大きい場所の移動を繰り返すと自律神経の働きが乱れ、体温調節機能が低下していきます。

徐々に体温のコントロールができなくなっていき、夏バテの症状を引き起こします。湿度も夏バテに深くかかわっており、日本の高温多湿の環境は汗の蒸発を妨げるため、余計に自律神経への負担を増やしてしまうようです。

胃腸の働きの悪化

外の暑さに伴って体内の温度が高くなると胃腸への血流が減り、発汗によって塩分が不足することで、胃酸の量も減少します。胃腸が本来の機能を果たせない状態で冷たいジュースやアイスを摂取すると胃痛や下痢を引き起こすだけでなく、消化酵素の減衰を招きます。
自律神経の失調が胃腸の働きの悪化に拍車をかけ、体力が減少、疲労も蓄積されやすくなり、ますます自律神経の働きが悪くなるという悪循環に陥るのです。

その他、疲労や睡眠不足、栄養失調なども夏バテの原因になり得ます。

夏バテの症状

夏バテにかかるとどんな症状を呈するのでしょうか?
まずは主症状を確認していましょう。

  • 全身のだるさや倦怠感
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 下痢や便秘
  • めまい

夏バテというと上記のような症状が一般的ですが、それ以外にも表れやすい症状があります。

  • 頭痛
  • 発熱
  • 脚のむくみ
  • 無気力
  • イライラ
  • 思考力の低下

また、体力や免疫力が低下することで夏風邪にもかかりやすくなります。焼け付くような喉の痛みを伴う場合は夏風邪を疑ってみてもいいかもしれません。
嘔吐感や頭痛は熱中症の初期症状でもあります。熱中症は最悪の場合命にかかわるので早急に病院で診てもらうのがいいでしょう。

これでバッチリ!?夏バテ対策

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疲労回復効果のある食品を食べる

食欲がなくても朝食はなるべく抜かず、3食きちんと食べましょう。食欲増進効果や疲労回復効果を持つ辛いものや酸味のあるものが好ましいです。高エネルギーで疲労回復効果の高い食材としては玄米・豚肉・ウナギ・大豆・夏野菜などが挙げられます。
夏バテ対策の食事についてはこちらの記事をどうぞ。

夏バテの予防!食事を工夫しよう!

 

水分補給

夏場は1日2~3リットルの汗をかくため、意識的に水分補給をすることが重要です。暑いからといって冷たい飲み物ばかり摂取せず、常温の水や温かいお茶などを飲みましょう。喉が乾いた時に一気に飲むよりこまめに補給するのがポイントです。

適度な運動

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は自律神経の働きを整え、ストレス解消にも繋がります。ラジオ体操のような軽い運動も効果的です。夏でも比較的涼しい早朝や夜に行うのがオススメです。

エアコンの温度や風向きを調整

室内と室外の温度差が大きくなると自律神経が乱れ、体調を崩す原因となります。また、エアコンの風が直接体に当たることでも体に負担がかかってしまいます。

エアコンを使う時は直撃を浴びない風向きに変え、室内外の温度差が5℃以上にならないように調節しましょう。職場や出先でエアコンの設定が出来ない場合はカーディガンを羽織る、ブランケットをかけるなどして対策してください。

充分な睡眠時間を確保する

夏バテの一因は睡眠不足による疲労の蓄積です。夜更かしせず、毎日充分な睡眠時間を確保しましょう。その日の疲れはその日のうちに取り去り、翌日に持ち越さないようにしましょう。睡眠の質を高める方法としては

  • 就寝の30分~1時間前にぬるめのお風呂に入る
  • アロマを焚いて心身をリラックスさせる
  • 軽めのストレッチを行う

などがあります。心身の緊張がほぐすことで速やかに入眠でき、睡眠の質の向上にも繋がります。暑くて寝苦しい夏場は頭部をアイスノンなどで冷やすと心地良く眠れます。

病院で診察を受ける

上記の対策を続けても改善が見られない場合は近場の医療機関を受診しましょう。夏バテだと思っていたら重篤な病気が隠れていたなんてこともあります。

今日から早速夏バテ対策!

日本の過酷な夏を乗り切るうえでマストとなる夏バテ情報をお届けしてきました。
単なる体調不良と甘く見ず、普段からしっかりと対策していきましょう。

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