9月の時候の挨拶!ビジネスで使える例文紹介!
好例の時候の挨拶シリーズ。今回は9月の時候の挨拶を取り上げましょう。
ビジネスシーンでも自信を持って使えるようなものを、意味とセットで解説します。仕事上のお客さんはもちろん、職場の上司や先輩、社長などに宛てる手紙に活用してください。
それでは行きましょう!
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時候の挨拶の使い方
基本的に、ビジネスシーンで書く手紙の場合には時候の挨拶を入れましょう。こちらの話を聞いてもらう前のクッションとなります。「今からお話しまーす」といった役割ですね。
また、「時候の挨拶」は、季節や天候に応じた心情や季節感を現す言葉で、その後に続く「安否の挨拶」と組み合わせて使うとうまくまとまります。
拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
書き出しの「拝啓」に続けて書くのが時候の挨拶です。
ちなみに、拝啓は訓読みすれば「おがみもうす」と読み解けます。話し始める前の「おじき」という捉え方で良いでしょう。
「時下(じか)」は、年中使える時候の挨拶であり、意味としては、「このところ」「今現在」といった感じです。その後に続くのが「安否の挨拶」ですね。例文だと相手が健康で幸せに暮らしていることを喜ぶと言う意味になります。
9月の時候の挨拶を例文で紹介!
さて、本題に参りましょう!
9月の時候の挨拶は、以下のとおりです。
- 新秋快適の候
- 二百十日もことなく過ぎ
- 残暑去り難く
- 秋色次第に濃く
- 爽やかな季節を迎え
- 秋風が心地よい時節となりました
- 朝夕日毎に涼しくなり
- 初雁(はつかり)の姿に秋を感じる頃
- 暑さ寒さも彼岸までと申しますが
- スポーツの秋を迎え
- 実りの秋を迎え
- 日増しに秋の深まりを感じる今日この頃
- 秋の気配も次第に濃くなり
「二百十日もことなく過ぎ」の二百十日は、立春(2月4日頃)から数えて210日目の台風を警戒する日である9月1日という意味ですね。
「初雁(はつかり)の姿に秋を感じる頃」の初雁は、秋に北方から最初に渡って来る雁(かり)を意味します。
「暑さ寒さも彼岸まで」は、冬の寒さは春分頃まで、夏の暑さは秋分頃までには和らぎ、凌ぎやすくなるという意味になります。
9月の時候の挨拶を使った書き出しの例文
初秋の候、皆々様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
秋風が心地よい時節となりました。ご家族の皆様、お元気でいらっしゃいますか。
と、こんな感じですね。最初の時候の挨拶を適宜入れ替えて、文章を作ってみてください。
9月ってどんな季節?
9月と言うとまだまだ残暑が厳しい季節ではありますが、それでも日に日に暑さが和らいでくる時期です。「残暑」に焦点を当てた言い回しと、秋の訪れを喜ぶような言い回しが多いですね。
また、よく「スポーツの秋」「読書の秋」「食欲の秋」なんていう言い方がされますが、9月の時候の挨拶にはそういった文言も見受けられます。
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最後の締めまで気を抜くな!
さてさて、これまで9月の時候の挨拶について解説してきましたが、手紙には「結びの言葉」が必要になります。9月の時候の挨拶で始まった手紙は、9月に適した結びの言葉で終えるのが理想です。
9月に適した結びの言葉について、以下にまとめましたので合わせてご覧ください。
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