あじさいの育て方!花が咲かないのはどうして?

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梅雨シーズンを楚々と彩るあじさい。天候に恵まれない6月に開花する薄紫や白の花々を見つめていると、気持ちが和みますよね。
でも、あじさいを自宅で育ててみると案外難しかったりします。十分に水や肥料を与えて剪定もしているのに何故か花が咲かない、あるいは花が年々小さくなってしまう。そんな悩みを抱えている方のために、今回はあじさいの花が咲かない理由&上手な育て方のコツを伝授します!

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【花が咲かない理由】間違った剪定

あじさいの花が咲かない理由として挙げられるのが間違った剪定です。草木の外見を整えて健康に保つ為に行う剪定ですが、これが逆にマイナスに働くケースもあります。

剪定しなかった

通常は花の終わりとともに剪定を行い、翌年の開花に備えて枝の生長を促します。

7月~8月には枝先に花芽ができ、翌年そこに花を咲かせることになるのですが、花をつけたまま剪定せずにいると、枝が十分生長できません。花芽も付きにくくなるため、翌年になっても花が咲きにくくなってしまいます。

また、狩れた花を放置していることでも花芽がつかなくなります。鉢植えのあじさいは特に剪定が必要です。

剪定するのが遅かった

あじさいの剪定の適期は花が終わった直後ですが、剪定時期が遅すぎると翌年の開花にも影響が出てきます。枝が十分に育たないので花芽が付かず、付いても咲かないといった事態を招きます。

剪定が過剰

あじさいの休眠期に間引き剪定をすると病気の予防になりますが、間引きをしすぎてしまうと花芽の付いた枝まで切り取ってしまうことになります。あじさいの花芽は一目見ただけでは気付きにくいため、誤って切り落としてしまう方が少なくありません。

剪定する場所を間違っている

剪定場所を間違うことも花が咲かない原因になります。枝元の付近で剪定すると翌年咲く花芽まで切り落としてしまうため、花が咲くことはありません。

【花が咲かない理由】剪定以外の要因

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剪定以外にも花が咲かなくなってしまう理由はたくさんあります。

植え替えをしなかった

鉢植えの場合、植え替えをしないことで花芽が付きにくくなります。また、通気性の良すぎる素焼き鉢を使用している場合は乾燥が早いので、水を好むあじさいの生育に悪影響を及ぼしかねません。

日当たりの悪い場所に置いている

あじさいは日光を好まないというイメージがあり、日よけをしすぎてしまう方がいらっしゃるようです。しかし、花芽を作るためにはある程度の日光を浴びせる必要があるため、夏季~秋季の日当たりが不足していると開花が見込めなくなります。

肥料の与えすぎ

あじさいは窒素成分の多く含まれる土壌で育つと花を咲かせにくくなります。肥料を多くあげたことが災いして開花しない原因になり得ます。

あじさいの花を咲かせるコツ

あじさいを開花させるうえでのNGポイントについて触れてきましたね。では、どうすれば花を咲かせられるのか、そのコツを押さえておきましょう。

剪定箇所は枝から2節目

あじさいの剪定は地植え・鉢植え共に7月~8月、花が終わってすぐに行うのが理想的です。綺麗な花を咲かせるには 開花し終わったあじさいの枝の2節目を剪定しましょう。

半日陰に置く

あじさいは水を好む花であり、開花会させるためには日光もある程度必要になります。暗い日陰や乾燥した場所は避け、日中数時間ほど陽の当たる「半日陰」に置きましょう。

水やり

適湿の半日陰に置いている庭植えのあじさいはほとんど水やりの必要がありません。長い期間日照りが続いた場合のみ水やりを行いましょう。

鉢植えの場合は土の表面が乾燥してきたら多めに水をあげてください。特に夏場は注意深く観察し、水やりを怠らないようにしましょう。

肥料

地植えのあじさいは肥料を与えなくても十分育ち、花芽を付けてくれます。
鉢植えの場合は栄養不足に陥りがちなので夏~初秋にかけては速効性の化成肥料を与え、冬場は遅効性の肥料を施しましょう。

最後に

あじさいは開花させるのが比較的難しい花ですが、ポイントを押さえることで誰でも綺麗な花を咲かせることができます。ただ、あじさいにも多数の品種があるため、一部の品種では上手く咲かせられない可能性があることを知っておいてくださいね。
雨が続いてアンニュイな気持ちになる梅雨シーズンを、あじさいの花々を眺めて乗り切りましょう!

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