自分が喪中の時の暑中見舞いって
どうすればいいんだろう?
相手が喪中の場合は
どうすべきなんだろう?
直面して初めて浮かぶこの疑問。
この記事で、はっきりさせましょう。
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そもそも喪中って何?
まずは、喪中の意味を知っておきましょう。
まず『喪』とは、近親者が亡くなった場合
忌み慎んで日常生活から遠ざかり
死者の供養にあたることをいいます。
そして『喪中』とはそれにあたる
一定の期間のことをいいます。
ちなみに、喪中の期間は故人との
関係性によって違ってくるんですよ。
両親や配偶者の場合で13ヶ月、
子供の場合で3~12ヶ月、
その他が3~6ヶ月とされています。
一般的には2親等までが対象となることが多いようです。
ただ、故人との縁が深い場合にはこの限りではありません。
<親等範囲について>
0親等 | 夫・妻 |
1親等 | 父母・配偶者の父母・子供 |
2親等 | (自分の)兄弟姉妹・兄弟姉妹の配偶者・祖父母・孫 (配偶者の)兄弟姉妹・兄弟姉妹の配偶者・祖父母・孫 |
喪中の人への暑中見舞いはアリ?
さあ、この疑問ですが、
喪中の人への暑中見舞いはアリです。
そもそも暑中見舞いというのは、
互いの健康を気遣う挨拶状のこと。
年賀状のように、
新年を祝うような意味合いはありませんから、
大丈夫ですよ。
しかし、やはり配慮は必要ですね。
大切な方を亡くして悲しんでおられるのですから
亡くなってから落ち着くまで
しばらくは控えたほうが良いでしょう。
また、出す場合にも相手の心に寄り添う気持ちで
絵柄や言葉に気をつけましょう。
絶対に出さなくてはならないものではないので
タイミングが合わなければ
残暑見舞いにするのも一つでしょう。
では、自分が喪中の場合はどうでしょう?
これもOKです。
出しても構いません。
相手に心配してもらっていると感じていたり
自分は元気だと伝えたい相手には
出してもおかしくないですよ。
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喪中の時の暑中見舞い文例紹介!(自分が喪中)
最後に、喪中の時の暑中見舞いの
文例を紹介します。
まずは、自分が喪中の場合です。
暑中お見舞い申し上げます。
毎日、厳しい暑さが続いておりますが
お体にお変わりなどございませんでしょうか。
亡き○○の葬儀の折には
お忙しい中ご参列(ご会葬)賜りましたこと
謹んでお礼申し上げます。
(私どもの方は 去る○月 ▽が他界いたしました。
生前のご厚情に厚く御礼申し上げますとともに
謹んでここにお知らせいたします。)
私どもは四十九日(百日忌)の法要も済ませ
ようやく落ち着いてまいりました。
暑さが厳しくなってまります。
お体の調子など崩されませんよう
どうかご自愛くださいませ。
うん、これだと
「自分は元気です」ということが伝わりますね。
喪中の時の暑中見舞い文例紹介!(相手が喪中)
続いて、相手が喪中の場合です。
暑中見舞い申し上げます。
○○様がご逝去なされてから
ご家族の皆様に置かれましては
さびしい日々をお過ごしでいらっしゃることと
お察しいたします。
謹んでお悔やみ申し上げますとともに
御冥福をお祈り申し上げます。
暑さ厳しき折、お体の調子など崩されませんよう
どうぞ気を付けてお過ごしください。
シンプルですね。
不必要に騒ぎ立てずに、
「あなたの健康を祈ってます」ということが
伝わる文章です。
「なかったコト」にはしないこと
このように、
自分が喪中の場合でも、
相手が喪中の場合でも、
暑中見舞いを出すことはできます。
しかし、その人にとって
大切な人が亡くなったわけですから、
最低限の気遣いは必要だということですね。
この記事で紹介した文例のように、
スマートな配慮を心がけましょう。
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