オイルヒーターの電気代って?いろいろ比較してみた

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暖房器具を使うにあたって多くの方が気にされるのは電気代ですよね。どれを使っても大差ないだろうと思っていたら請求書を見て愕然!なんてことにならないようにどの暖房器具がどの程度の電気代になるのかチェックしておく必要があります。

安全性に優れたオイルヒーターはお年寄りやお子さんがいるご家庭でも安心して利用でき、近年売上を伸ばしています。お部屋の空気を汚さないクリーンさや洗練されたデザインも評価されています。では、そのランニングコストはどれくらいなんでしょうか?オイルヒーターと他の暖房器具の電気代を比較し、節約に繋がる賢い使い方をご説明していきます。

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オイルヒーターの電気代

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部屋全体を優しい暖気で包み込んでくれるオイルヒーターですが、消費電力が大きいのが難点です。電気代はどれくらいになるのでしょうか?8畳用のオイルヒーターを例に挙げて電気代を計算してみましょう。

オイルヒーターの消費電力は弱運転時:500Wh、強運転時:1200Whとします。その1時間あたりの電気代は以下の通りです。

弱:12.9円、強:30.1円

これを1日8時間、30日続けたとすると、1ヵ月の電気代は

弱:3096円、強:7224円

となります。オイルヒーターの電気代が高くなりがちな理由は、部屋を暖める能力が低く、強運転で長時間使ってしまうためです。月々の電気代に7000円以上がプラスされるのはなかなか辛いものですよね。

どれがお得?暖房器具の電気代を比較

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各暖房器具の1時間あたりの電気料金と、1ヵ月分の電気代(1日8時間×30日)をまとめました。どれだけの差が出るのか確認してみましょう。

オイルヒーター(消費電力:500Wh/1200Wh)

1時間の電気代:弱:12.8円、強:30.8円

1ヵ月の電気代:弱:3072円、強:7392円

エアコン(消費電力:135Wh~1485Wh)

1時間の電気代:3.4円~38.4円

1ヵ月の電気代:816円~9216円

セラミックヒーター(消費電力:弱530Wh~強1170Wh)

1時間の電気代:13.7円~30.3円

1ヵ月の電気代:3288円~7272円

電気ストーブ(消費電力:990Wh)

1時間の電気代:25.6円

1ヵ月の電気代:6144円

ハロゲンヒーター(消費電力:弱400Wh/強1200Wh)

1時間あたり:10.2円~30.8円

1ヵ月あたり:2448円~7392円

カーボンヒーター(消費電力:弱450Wh/強900Wh)

1時間あたり:11.6円~23.3円

1ヵ月あたり:2784円~5592円

パネルヒーター(消費電力:弱600Wh/強1000Wh)

1時間あたり:15.5円~29.9円

1ヵ月あたり:3720円~7176円

こたつ(消費電力:弱80Wh/強200Wh)

1時間あたり:2円~5.1円

1ヵ月あたり:480円~1224円

ホットカーペット(消費電力:弱225Wh/強311Wh)

1時間あたり:5.8円~8円

1ヵ月あたり:1392円~1920円

ホットカーペットやこたつと比較すると、オイルヒーターのランニングコストの高さが目立ちます。強モードでの運転を長い時間続けてしまいがちなこともあり、頻繁に使っていると他の暖房器具よりも数段電気代が高くなりそうです。

カーボンヒーターやパネルヒーターなどの遠赤外線ストーブも電気代が高めですね。今すぐ暖まりたいという時や短時間の利用に留めるのがいいでしょう。

エアコンは気温と室温の差や風量によって電気代が変動するため、節電の意識の有無によって消費電力の幅が大きくなります。イニシャルコストが高いのがネックですが、広い範囲を素早く暖められるので有用です。

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オイルヒーターの賢い使い方

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オイルヒーターは消費電力が大きく、ランニングコストが嵩みがち。そこで、電気代を抑えるために「なるべく弱モードで運転すること」、「使用を控えること」が基本となります。使用時間を減らしつつ快適さを維持できるオイルヒーターの賢い使い方をお教えします!

部屋が暖かくなるまでエアコンを併用

オイルヒーターは暖房効率が良くないので、部屋が十分に暖まるまでかなりの時間を要します。ですが、なかなか暖まらないからといって強モードで運転しては本末転倒。まずはエアコンの温風でお部屋を暖めましょう!そうすることで、オイルヒーターを弱モードで運転しても室温を維持できるようになります。

ON/OFF機能やECOモードを活用する

多機能なオイルヒーターにはタイマー機能やECO運転機能が搭載されています。就寝前などにタイマー設定し、十分暖まった段階でOFFになるようにしておけばムダな電力消費をカットできます。部屋全体の空気を暖めるオイルヒーターは電源を切っても暖かさを維持してくれるので、ある程度室温が上がったら電源をOFFにしてしまっても大丈夫です。

ECOモードやサーモスタット機能の付いたオイルヒーターをお持ちであれば積極的に利用しましょう。室温の変化を感知して運転の強弱を調節してくれるので、20%前後の省エネになります。

1点注意したいのは設定温度です。高い設定温度にすると強モードで運転することになってしまうので、20℃前後にしておくといいでしょう。低めの温度でも足元から温まり、体がぽかぽかしますよ。

大部屋での使用はNG

オイルヒーターは広い部屋を暖めるのには適していません。大部屋を無理して暖めようとすると強モードで運転することになり、電気代が大幅に上がってしまいます。8畳用の商品なら5、6畳の小さいお部屋で、10畳用の商品なら7,8畳の広さのお部屋を目安に使用するといいでしょう。

また、換気によって暖気を逃してしまうという特性上、なるべく人の出入りが少ない部屋で使いましょう。静寂性やクリーン性、空気が乾燥しないことから寝室に配置するのがベストです。エアコンでは空気が乾燥して肌や喉にダメージを与えてしまいますが、オイルヒーターなら安心してお使いいただけます。

窓際に置いて冷気の流入を防ぐ

部屋が暖まらない原因の1つとして、窓から冷気が入り込むことが挙げられます。冷気が侵入しないよう窓際にオイルヒーターを配置すれば部屋を暖気で満たすことができます。窓に断熱シートや断熱カーテンを引くのも効果的です。

オイルヒーターの設置場所に不適なのは部屋の出入り口です。ドアを開閉する度に暖気が逃げてしまい、その都度部屋を暖め直すことになってしまうので、出入り口の近くには置かないようにしましょう。

オイルヒーターは人に優しい暖房器具

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オイルヒーターは即暖性に欠け、早く部屋を暖めようと強モードで長時間運転してしまうために電気代が高くなりがちです。ですが、窓際に置いたり、先にエアコンで室温を上げたりなど使い方を工夫すれば効率良くお部屋を暖めつつ消費電力を抑えることができます。

お子さんやお年寄りでも安心して使えるオイルヒーターは人に優しい暖房器具です。ランニングコストを抑えて有効に使えば、快適な生活をサポートする強い味方になり得ます。厳しい冬に陽だまりのような優しい暖かさをくれるオイルヒーターの購入を検討してみてくださいね!

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