花粉症…授乳中ならお茶で対策!?
妊娠中や授乳中のママさんは赤ちゃんの健康を考えた花粉症対策が必要ですよね。安易に薬物治療に頼るわけにもいかないので、飲食物などで免疫力を高めるのが基本となります。
そこでオススメしたいのが「お茶」。毎日続けやすく、体質改善が図れるので花粉症にかかるリスクを減らせるんです。
今回は赤ちゃんの健康も考慮したおすすめのお茶をお教えします。
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どうしてお茶がオススメなの?
茶カテキンが花粉症を未然に防ぐ
緑茶に含まれている茶カテキンは花粉症の発症に関与する「IgE抗体」に対して効果的に作用し、発症の防止を手助けします。同じく、花粉症を引き起こすトリガーとなるヒスタミンの分泌も抑制するので、花粉症の発症を未然に防げます。こうした「予防力」の高さが魅力の1つです。
花粉症を和らげるための効能が豊富
花粉症に有効なお茶には抗アレルギー作用・抗ヒスタミン作用・抗炎症作用・抗菌作用など花粉症のつらい症状を楽にしてくれる効果が満載です。薬のような即効性はありませんが、飲み続けることで着実に体質が改善され、花粉症の諸症状を緩和してくれます。
副作用がほとんどなく、授乳中でも続けやすい
薬による対症療法は高い効果が得られるものの、何らかの副作用が出るものがほとんどです。赤ちゃんの健康を考えると安易に薬を服用するわけにはいきません。
お茶は症状の快癒は期待できないものの、花粉症に一定の効果があり、副作用もほとんどありません。比較的安価なので手軽に入手でき、妊娠中や授乳中でも続けやすいという点が、多くの女性からの支持を得ている理由です。
飲み方を工夫すればカフェインも心配なし
お茶にはカフェインが多く含まれるものもありますが、1日2杯までに留めておけば赤ちゃんへの影響も心配ありません。どうしても気になる方はお茶を飲むタイミングを授乳後にしましょう。成人はカフェインの排出スピードが速いため、お茶を飲んでから授乳までの間隔を空けることで、母乳に含まれるカフェイン量を最小限に抑えられます。
花粉症にはどんなお茶が有効?
べにふうき緑茶
べにふうき緑茶は「メチル化カテキン」という通常の緑茶には見られない成分を含んでいます。メチル化カテキンはアレルギーへの抗体を生成し、花粉症の原因となるヒスタミンを抑制する効力を持ちます。また、ポリフェノールの一種で抗アレルギー作用のある「ストリクチニン」という成分も花粉症の改善をもたらします。
甜茶(てんちゃ)
甜茶は独特の甘みがある中国茶です。バラ科の甜茶に含まれる「GODポリフェノール」はヒスタミンの生成を抑えるため、花粉症の諸症状を和らげてくれます。ノンカフェインなのでママさんも安心して飲めるのが嬉しいところ。
ただ、購入に際して注意点があります。甜茶の原材料は4種類あり、バラ科以外の3種の甜茶は花粉症への効果は期待できません。原材料がバラ科の甜茶「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」になっているかを必ず確認しましょう。
ハーブティー
リラックス効果が高いことで知られるハーブティーですが、花粉症の症状を抑えてくれるものもあるんです。ハーブティーは通常の紅茶と比べてカフェイン量が少なく、リラックス効果や健康増進効果も期待できます。
- カモミール:花粉症の症状全体に効果あり
- アイブライト:目のかゆみを緩和
- ネトル:鼻づまりや目のかゆみを緩和
- ペパーミント:鼻づまりに一定の効果
- エルダーフラワー:鼻づまりや喉の違和感を軽減
- メリッサ(レモンバーム):喉のかゆみや頭痛を和らげる
※カモミールは授乳中は問題なくお飲みいただけますが、子宮を収縮させる作用があるため、妊娠中はお控えください。
ルイボスティー
抗アレルギー作用・美肌効果・アンチエイジング効果・便秘解消など様々な効能があるルイボスティーは「奇跡のお茶」と呼ばれます。強い抗酸化作用を持つ「SOD様酵素」が含まれているため、体の抵抗力を弱める活性酸素を除去し、体内を健やかな状態に保ってくれます。
また、抗ヒスタミン成分である「ケルセチン」や「ルテオリン」によって花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を快方に向かわせる効果もあります。ノンカフェインなので妊婦さんや授乳中のママさんでも安心して飲めますよ。
なた豆茶
花粉症対策として近年人気が高まっているなた豆茶。「カナバニン」という有効成分が体中の血流を改善し、花粉症の鼻づまりや鼻炎などの症状を軽減させます。亜鉛、マグネシウム、カリウムいったミネラルを豊富に含んでいるためデトックス効果が高く、アレルゲンの排出も期待できます。
免疫力をアップさせ、花粉症への抵抗力を高めてくれる花粉症シーズンにもってこいのお茶です。
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お茶による対策のメリットとデメリット
メリット
- 妊婦の方や授乳中の方でも続けやすい
- 子どもや高齢者の方も安心して飲める
- 副作用のリスクがほとんどない
- 常飲している薬があっても併用できる
- 美容など花粉症緩和以外の効果も期待できる
デメリット
- 薬のような即効性や劇的な改善は望めない
- 煮出しなど多少の手間がかかる
- 自分に合ったお茶を探す必要がある
- お茶の種類によってはカフェインを含んでおり、摂取量には注意が必要
お茶を飲んで予防に努めよう
花粉症は1次予防(発症自体を防げるよう予防に努めること)が非常に大切です。花粉シーズンが到来する前に体の中で常にお茶の有効成分を働かせ、免疫力を高めておきましょう。今回ご紹介したお茶を毎日飲むことで発症を防いだり、軽症で抑えたりといったことも十分可能です。
なるべく薬を使わずに済むよう、お茶を利用した事前の対策に力を入れましょう!
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