5月の花粉症の原因は?スギ以外にもこんなにあるの!?
「もう5月なのになんで花粉症終わんないの!?」と嘆くのは、花粉症仲間の私の友人です。彼女、5月になると毎年そんなふうに嘆くのです。
花粉症の時期も過ぎて、辛さを分かちあった「花粉症仲間」たちが次々と「花粉の地獄」から開放されていく。
しかし彼女だけは、5月になってもまだ花粉症の症状に悩まされています。
辛そうです。
可哀想です。
そこで今回は、彼女と同じ悩みを抱えている人たちのために、「5月に発症する可能性のある花粉症」についてまとめました。
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目次
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5月の花粉症の代表は「イネ科花粉症」
以前の記事でもご説明しましたが、5月の花粉症の代表は「イネ科花粉症」と呼ばれるものです。
【以前の時期】5月になっても花粉症?原因と症状を今すぐチェック!
イネ科植物であるカモガヤの飛散時期が5月〜7月。
そのため、イネ科花粉症のメインシーズンは一般的には初夏からと言われています。
イネ科の植物では、スギ・ヒノキ花粉症と同じような鼻の症状、目の症状に加え、皮膚のかゆみなど全身症状が出やすいことが特徴です。
他にもあるぞ!5月の花粉症
「イネ科花粉症」以外にも、5月に発症する花粉症があります。
コナラ・クリ(ブナ科)
ブナ科の樹木は日本全域の日当たりのよい山野に生息。
花粉の飛散時期は日本の北部では5~6月頃、中央部以南では3~5月頃です。
主に花粉症の原因となるのは、風によって花粉をめしべまで運ぶ「風媒花」であるコナラ属(コナラ)と呼ばれるものです。
また、コナラの花粉が終わると、今度は虫によって花粉をめしべまで運ぶ「虫媒花」である
クリの花粉症が起こります。
オリーブ(モクセイ科)
オリーブ栽培がさかんな瀬戸内地方に特徴的な花粉症で、飛散時期は5月下旬〜6月上旬です。
ちなみに、100年以上前からオリーブ栽培をはじめている小豆島。
ここでは春から初夏頃に鼻アレルギー症状を示す患者の約4分の1がオリーブ花粉症といわれています。
また、カモガヤと飛散時期が重なることから、オリーブとカモガヤ両方にアレルギーを示す人もいます。
5月の花粉症!飛散時期と地域
その他、花粉症を起こす樹木をまとめます。
飛散時期、生息地域に注目してみてください。
ケヤキ(ニレ科)
飛散時期:4月~5月
地域:本州、四国、九州の比較的温暖な地方
イチョウ(イチョウ科)
飛散時期:4月~5月
地域:日本全域
アカマツ(マツ科)
飛散時期:4月中旬~7月上旬
地域:北海道南部から九州の山野・丘陵で、北方地域は海岸付近に集中
ネズ(ヒノキ科)
飛散時期:3月~6月中旬
地域:岡山を中心とした日当たりの良いやせ地に集中
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5月の花粉症に苦しんでいる人いませんか?
あなたの周りに5月の花粉症に苦しんでいる人はいませんか?
もしいるならば、上記のようなことを教えてあげてください。
花粉症を自覚し、原因がわかれば、対策に乗り出すこともできます。
それに、花粉症を自覚することによって気持ちの面でも覚悟ができ、それが逆に、精神的に楽になると言われていますからね。
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