2017年関西の梅雨入りはいつ?

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梅雨の時期は雨が続くし、蒸し暑いしで過ごしにくい時期ですよね。洗濯物も乾かないので気分も憂鬱になってしまいます。
比較的天候が安定している関西地方ですが、2016年は梅雨シーズンが平年より長く続きました。今年の関西地方はいつから梅雨入りとなるのか、気象庁が発表している過去のデータを参考に予想していきます!

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梅雨入り・梅雨明けの決め方

梅雨入りというと6月あたりを漠然とイメージされると思いますが、厳密にはどんな日を「梅雨入り」と定義しているのでしょうか?まずは梅雨入り時期の決め方についてご説明していきます。

梅雨入りの決め方

気象庁では各地方に置かれた気象台の観測データと1週間先までの天候予測を組み合わせ、梅雨入り日の予想を行っています。梅雨への移行期には比較的晴れた日が続く時期から、日照時間が短くなり雨天や曇天が続く期間が見られます。この天候の変化が5日間ほど続き、その中で実際に雨が降り始めた日を梅雨入り日としているのです。

実はこの時点での梅雨入り日は暫定なんです。春から夏にかけての天候経過を鑑みて9月に再検討を行い、正式な梅雨入り日が決定されます。そのため、暫定の梅雨入り日と最終的に決定される梅雨入り日が異なる場合があるんですね。

梅雨明け日の決め方

梅雨明け日の決め方は梅雨入りの逆になります。雨模様の日々から比較的晴天が続くであろうと思われる時期に中期予報を出し、その中で実際に晴れ始めた日を暫定的な梅雨明け日とします。こちらも9月に春季~夏季の天候を踏まえて予想日を修正、正式な梅雨明け日が決められます。
天気予報などでは混乱を避けるため、「梅雨入りした模様です」「梅雨明けしたと思われます」と期日を明確にしないよう配慮がなされています。

【2017年】 近畿地方の梅雨入りはいつ?

気象庁では地域別に@「気象データを取得していますが、関西地方というくくりはありません。そのため、関西地方とほぼ同様である「近畿地方」のデータを参照し、梅雨入り日を予想していきます。

関西地方は大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県の6府県ですが、近畿地方はこれに三重県を加えた2府5県となっています。

どうやって梅雨入りを予想するの?

梅雨入り・梅雨明けを予想する方法としては気象庁の過去のデータを参考にするのが一番です。気象庁には1951年から2016年まで66年間の気象データが蓄積されており、過去の傾向から地域ごとの梅雨入りや梅雨明けの大まかな予測ができます。

近畿地方の梅雨入り

では2017年の近畿地方の梅雨入り日の予想をしていきましょう。気象庁が発表している1951年~2016年の梅雨入り・梅雨明け日はこちらからご確認できます。
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu07.html

梅雨入りが過去最も早く訪れたのは1956年と2011年の5月22日ごろ、最も遅かったのは1958年の6月25日頃です。最大で1ヵ月以上の開きがありますが、6月15日以降となるケースは10年に1度ほど、5月25日以前に梅雨明けした例もごく僅かです。

また、近年は梅雨入り時期が早くなっており、平年の梅雨入り日が6月7日ごろであることも踏まえると、2017年の近畿地方の梅雨入りは5月30日ごろ~6月10日ごろとなると思われます。

【2017年】近畿地方の梅雨明け時期

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次に、梅雨明けの時期を予想していきます。梅雨がいつまで続くかによっては旅行の予定などを調整しなければいけないと思うので、こちらも要チェックです。

気象庁によると、近畿地方で過去最も早く梅雨が明けたのは7月3日ごろ、最も遅かったのは8月3日ごろです。7月10日以前に梅雨が明けるのはほぼ10年に1度、7月30日以降になったことも過去4度しかありません。

梅雨の入り明けに影響を与える要素に「エルニーニョ現象」と「ラニーニャ現象」があります。

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。

逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。

ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。

http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino.htmlより引用

エルニーニョ現象が起きた年は梅雨が長引きやすく、ラニーニャ現象が発生した年は梅雨明けが早くなる傾向があります。2017年1月時点ではこれらの現象の発生を確認できていません。4月~8月の発生確率もどちらも20%なので、梅雨明けが平年より大幅に早まったり遅れたりする可能性は低いと思われます。

気象庁 エルニーニョ/ラニーニャ現象の経過と予測
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html

近畿地方の平年の梅雨明けは7月21日。近年の梅雨の長期化に伴い梅雨明け日が遅くなってきていることも踏まえると、2017年の近畿地方の梅雨明け時期は7月15日ごろから7月25日ごろになると思われます。

梅雨の時期を避けた計画を立てよう

関西・近畿地方の2017年の梅雨入りは5月30日~6月10日ごろ、梅雨明けは7月15日~7月25日ごろと推測されます。

せっかくの旅行も雨に見舞われたら楽しさ半減です。この時期に関西旅行を予定されている方は予定を繰り上げるなりして、雨天を避けましょう。

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